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2020.09.16

プレオルソこども歯ならび矯正法とは

 

 

《プレオルソこども歯ならび矯正法とは》

プレオルソ装置は、シリコン由来の柔らかい素材を使った上下一体型のマウスピース型矯正装置です。

 

治療の目的は、『咬み合わせ』と歯ならびを改善すると同時に『プレオルソ』を用いた独特なトレーニングによって、口腔周囲の筋肉群を鍛えることで、『口呼吸から鼻呼吸』『正しい発音』『正しい嚥下』へと導く治療法の事です。

 

プレオルソこども歯ならび矯正法は、機能的な側面の治療を重要と考えています。

 

 

『装置の使用』➕『口腔周囲筋群のトレーニング』

=プレオルソ効果

 

 

お子様の歯ならびが多少悪くても気にならない方もいますが、近年アトピーやアレルギー体質、喘息、いびき、食べ物を噛まない、あるいは噛めない、さらには風邪を引きやすい、などの症状を引き起こしている子供の増加が問題となっています。

 

これらは『口呼吸』が大きな原因だと言われています。口腔周囲筋肉群を鍛えるために『プレオルソ』を使って行う機能的で独特なトレーニング法は、子供の成長発育にとても効果が高い治療法と考えています。歯ならびも重要ですが、プレオルソは子供の健康を第一に考えた治療方法です。

 

人は呼吸を無意識にしています。本来は鼻で空気を吸って、鼻から吐き出します。しかし、最近では口から空気を吸って口から吐く人が増えています。これを口呼吸(口呼吸)と読んでいます。いつも鼻が詰まっている人、口が開いている人、唇や喉が乾きやすい人、前歯に汚れがついている人や虫歯、口臭がある人は口呼吸をしている疑いがあります。口呼吸をしていても自分では気がつかない場合も多いので注意が必要です。

 

では、なぜ口呼吸が問題になるのでしょうか。口で呼吸していても鼻で呼吸していても同じ事では、と思う方もいるかもしれませんが、鼻の役割を考えてみましょう!

 

まず鼻には空気清浄器の役割があります

鼻毛や鼻の奥に生えている繊毛(せんもう)は、埃、雑菌、ウィルスや花粉などを取り除いてくれます。

 

鼻には加湿器、加温器の役割があります。

鼻の中には毛細血管が非常に多いため、これらを含んだ粘膜で雑菌、ウィルスを浄化します。また乾いた空気や冷たい空気が直接肺に入らないように、吸い込んだ空気を暖める働きがあります。

 

 

全身の問題

 

《なぜ口呼吸がいけないのでしょうか》

空気中には、埃、細菌、ウィルス、花粉など、体に有害なものが含まれています。鼻呼吸をすることでそのような汚れた空気を綺麗な空気にして体に取り入れています。口呼吸では、汚れた空気が口から咽頭部を通り、直接肺に入ってきます。この時に、咽頭部にあるリンパ組織(上咽頭部のアデノイド)ががダメージを受けます。このリンパ組織も細菌等からの防御をしていますが、限度を超えると慢性的な細菌感染状態となり、体全体の免疫力が狂ってしまいます。そのため風邪をひきやすくなったり、喘息、アレルギー、アトピーなどが起こる大きな原因となります。

 

《虫歯・歯周病の問題》

虫歯・歯周病は口の中の細菌が原因です。虫歯になる原因菌は虫歯菌、歯周病になる原因菌は歯周病菌です。健康な人ならば唾液による自浄作用、緩衝作用などにより、細菌の活動が抑制されます。さらに唾液中のカルシウムイオンやリンイオンにより初期虫歯の再石灰化が起こり表面だけですが、修復されます。しかし、口呼吸だと唾液が分泌されず、再石灰化もできなくなり虫歯、歯周病を進行させてしまいます。口呼吸をしていることで口の中が乾いていることは、口腔乾燥症と同じ乾燥状態になるわけです。加齢と共に口呼吸になることが多く、唾液の分泌も下がってきます。

 

 

 

口腔内が不衛生だと喉の粘膜に穴が開きます。その空いた穴からウィルスが侵入し陽性反応となってしまいます。新型コロナウィルスの感染予防のためには口呼吸を改善する必要があります。

 

 

 

 

 

《歯並びの問題》

口呼吸では、当然のことながら口を開けていないと呼吸ができません。口が空いている時間が長いと、口の周りの筋肉が緩みやすくなります。前歯は、舌の弾力のある力で段々押し出され前に出て来ます。奥歯を咬みしめても上下の前歯がかみ合わないような歯並びを専門的に『開咬』と呼びます。上の歯がが、特に前に飛び出していることを『上顎前突(出っ歯)』と呼びます。開咬になると舌が前に出る癖がつき易くなります。一度その癖がついてしまうと自分で治すことは困難で、舌圧によりさらに前歯は押し出されます。

 

 

プレオルソは装着することにより舌の癖を改善することができます

 

 

 

 

 

 

 

プレオルソを装着することにより舌が前に突出することを防ぐ効果があります

 

 

 

歯が綺麗に並ぶ仕組み (バクシネーターメカニズム)

歯は舌圧の内側の力唇・頬の外側の力のバランスのとれたところに並びます

歯並びが悪いのは様々な要因がありますが、一般的に外側からの力と内側の力のバランスが崩れたため歯並びが悪くなります。

とくに舌の先で歯の裏側を押したり、前歯の裏側の顎を押す舌圧が弱いため、永久歯の前歯が萌出する前に前方の歯列のアーチが正しく広がらないため、歯並びがガタガタになってしまいます。

 

 

 

プレオルソは装着しているだけで力の強い圧は排除され、力の弱い圧の部分は強い力が働き自然な歯並びに誘導してくれます。

本格的な矯正治療と違い、プレオルソは、口腔周囲の筋肉のバランスを整えて正しい顎の成長を自然にサポートしてくれます。成長が遅れていた顎の成長が改善した結果、綺麗な歯並びが誘導されてるという仕組みです。

現代の柔らかい食事により噛む回数が減少したり、タブレットやゲームをする時間が多くなり人としゃべる時間が減ることで、正しい口腔周囲の筋肉を使わなった結果バランスが崩れてしまい、顎の成長が遅れてしまったり正しい舌の動きをしなくなってしまったりします。

プレオルソは、マウスピースを装着するだけで、本来の正しい口腔周囲の筋肉を動かす習慣を身につけ顎の成長をサポートする装置になります。

そのため、ワイヤーを使う本格矯正治療と違い、歯を直接動かすのではなく顎の成長を促進させた結果、永久歯が萌出するスペースを確保することができるため、歯並びがよくなるという矯正治療です。

本格矯正は強制的に歯を動かし歯並びを改善する治療方法

プレオルソは機能的に歯を動かし歯並びを改善する治療方法

歯を動かすことは同じですが、アプローチの仕方が違います

 

 

上顎前突(出っ歯)、叢生(歯のガタガタ)、過蓋咬合(深い咬み合わせ)、開咬(前歯が咬まない)、反対咬合(受け口)に対応しています

 

 

 

 

 

 

 

プレオルソは顎の成長期の5〜10歳までしかできません

本格矯正を防ぐことができれば治療費の負担を減らすことができます

他院で矯正治療を始まる前にまずは当院にご相談ください

 

 

 

 

 

 

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