左上6番目と7番目の歯を治療した症例です
歯の溝から小さく虫歯になっているように見えますが
実際、治療してみると・・・
虫歯が内部で進行していました
ここまで虫歯進行していたにもかかわらず症状がなく虫歯に気がついていませんでした
虫歯は神経に達するまで痛みがなく進行します
歯が痛くなってしまった時は、かなり虫歯が進行している状態と言えます
今回は、虫歯がかなり進行していましたが神経ギリギリまで虫歯を取り除き神経を除去しないくても大丈夫でした
最後に保険治療のコンポジットレジンという材料を詰めて固めました
しっかり虫歯を取り除いたとしても、神経と削ったところの距離が近いため冷水痛や温痛などの知覚過敏という診断病名がつく症状が起こることがあります
虫歯で痛いのではなく、神経と虫歯を削った距離が近いため、どうしても知覚過敏という症状は起こる頃があります。徐々に回復することもありますが、痛みが改善しないようであれば虫歯が深すぎたため神経を保存することができず、抜髄処置(神経を取る処置)を行う場合があります
しかし、痛みがなければ治療はこれで終わりになります
当医院では、できる限り歯を削らずに残す治療を心がけています
歯が痛くなってからの治療ではかなり虫歯が進行している可能性があります
歯が悪くなってからではなく、歯が悪くならないように定期検診で虫歯予防をすることをお勧めしています
アーブル歯科クリニックから
定期検診のお知らせです
当院では、虫歯のない方でも、治療が終わった方でも
『歯の予防の大切さ』
を積極的にお話しさせて頂いています
歯科疾患実態調査
この調査は、わが国の歯科保健状況を把握し、今後の歯科保健医療対策の推進に必要な基礎資料を得ることを目的に、昭和32年より6年ごとに実施している。
1993年と2016年を比べると
5歳から20歳までの虫歯の割合が右肩下がりに減少していることがわかります
しかしながら5歳頃に比べると徐々に虫歯の割合が増加しており
30〜40歳代は虫歯の保有率がピークを迎えています
65歳以降の虫歯の保有率も増加しています
高齢者の虫歯の保有率の割合が増えているのは1993年に比べて歯の残存歯数が増えているため、それに伴い虫歯の保有率も増加していると考える
日本人にとって虫歯は国民病と言われるレベルの病気であると考えています
定期的にお口の健康を維持しに
歯医者さんでお子さんのフッ素塗布や
専門的は歯のクリーニングすることは
生涯自分の歯を大切にするために大切です
家族全員で虫歯ゼロを目指すぞーーーーー
ご存知でしたか
日本に歯科医院の半数以上が
歯を削り機械の使い回しをしていることを!
歯を削る医療機器 半数以上が使い回し・・・
院内感染(血液感染)の恐れという記事がTVやネットニュースで流れていました
2017年7月2日
全国の歯科医療機関の半数近くが、歯を削る医療機器を患者ごとに交換せずに使い回している可能性があることが、2017年の厚生労働省研究班(代表=江草宏・東北大学歯学部教授)の調査でわかった。
実際にタービンヘッドを使用した後の血液が付着したところ
もしこれがB型肝炎やC型肝炎の血が付着し
次の患者に使用しているとしたら・・・
感染症は問診時の自己申告のため、
知らないまま治療していることもあります
そのため、感染症の有無に関わらず
必ず滅菌したもので治療することが必須です
アーブル歯科クリニックでは、タービンヘッド
(歯を削るドリル)の使い回しはせず、
1人必ず1本、滅菌したものを使用しています
院内ではこのようにタービンヘッドを1人1人滅菌しています
STEP1
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まず口腔内に入る唾液感染した
タービンヘッドは、内部注水し洗浄します
内部の全回路やギアの隅々まで、
徹底的に汚れや異物を取り除く洗浄力
STEP2
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次にタービンヘッド専用の滅菌器で
使用したら滅菌しています
タービンヘッドメーカーが開発した
タービンヘッドのための滅菌器
ヨーロッパ滅菌基準
EN13060:Class S 準拠を使用しています
1人1本タービンヘッドを使用するために、
ここまでの本数をご用意しています
治療に使用する度に、
直ぐにSTEP1・2を
繰り返して滅菌しています
治療の精度の高いタービンヘッドは
1本10万近くする精密機械です
歯科医院は1人1本揃え、
毎回滅菌するにコストと
維持費用が非常にかかります
しかし、アーブル歯科クリニックでは地域の
ご家族の方に安心・安全の医療を提供するために
負担がかかってでも院内感染予防の設備を整えています