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2020.06.02

口腔内を不衛生にしている人の唾液は肺炎を引き起こす可能性があります

新型コロナウィルスは唾液感染(飛沫感染)する感染症です。

 

唾液感染するというとピンとこないかもしれませんが

飛沫というのは、しゃべった時や咳、くしゃみをした時の唾液がスプレー状に飛んだことを言います

 

つまり飛沫感染は唾液スプレー感染のことです

 

くしゃみで3m

咳で2m

 

唾液スプレーが飛ぶと言われています

 

だからソーシャルディスタンスは2mは距離をあけましょうと言っていますね

 

だから新型コロナウィルスは唾液感染(飛沫感染)する感染症です

 

 

ちなみに歯が溶ける病気の虫歯菌、顎の骨が溶ける歯周病菌も唾液感染です

ギネスブックに乗っている人間が一番感染している感染症は歯周病です

唾液感染し、人類のほとんどがクラスター感染し拡大定着してしまった感染症です。

 

その歯周病を悪化させてしまうのが歯垢(プラーク)や歯石です

 

歯垢(プラーク)や歯石は口腔内細菌の塊です。

歯垢(プラーク)や歯石が口腔内に付着していても痛みもなく症状は全くありません

 

しかし、口腔内細菌が多い人は気道(喉)の粘膜が破壊され、ウィルス感染しやすいことが報告されています。

また、免疫力の低下している方は咳をした際に、気管支に自分の不衛生な口腔内環境の唾液が肺に入り、細菌性肺炎を引き起こす可能性があります。

 

新型コロナウィルスで肺炎を起こすだけでなく、自分の唾液中の細菌でも肺炎を起こします

寝たきりのご高齢の方が起こしやすいのは誤嚥性肺炎(細菌性肺炎)です

寝ていることで筋力が低下していきます。また歳をとると飲み込む際に使う舌や喉の筋力が低下し、気管に唾液が入りやすくなることが誤嚥性肺炎につながります

 

誤嚥性肺炎はご高齢の方だけの話ではありません

 

若い人でも、間違って気管に唾液が入ることがあります

その際は、むせて咳き込んでしまいます

 

たまたま、咳き込んだ時に唾液が気管に入ってしまうこともあります

 

その際に

もし、自分の口腔内を不衛生にしていることで口腔内細菌が増殖し肺に入ってしまったら?

または、無症状でも新型コロナウィルスに感染している唾液だったら、肺に自らウィルスを入れてしまうことになるかもしれません

 

ご家族の健康維持のために肺炎を引き起こす可能性を減らすため、歯科医院での歯のクリーニングを行うことをおすすめしています。

 

 

歯科医療では、口内細菌をキレイにする『菌活』が注目されています。
口腔内の病原菌を除菌するとウィルス感染率が89.9%減少するという研究データがあります。
家族みんなで『菌活』してウィルス感染予防をしましょう!

 

 

歯科医師としてできることは、すべての方がウィルス感染予防ができ、誰一人として新型コロナウィルスに感染しないようにお役に立てることだと考えています。

提携しているお医者さん

尾高内科・胃腸クリニック
奏の社さとう小児科
津田沼すぎむらクリニック
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