大人の歯(永久歯)が生えてきたのに乳歯が抜けないという主訴で来院したお子さんです
乳歯が抜けずに永久歯が内側から生えていました
このように永久歯が生えることはよくあります
当医院での治療方法は、上手にお口を開けられるお子さんなら歯がグラグラしている乳歯の歯茎の周りを痺れさせて(歯茎の表面だけ)痛みがないようにして、引っ張って抜歯します
このような症例では、5秒以内に処置が終了しお子さんは痛みもなく治療を終えることができます
約1〜2か月後に永久歯がどのように生えてきたか確認した写真になります
乳歯が抜けたことにで前回より、永久歯が生えてきています
さらに永久歯が内側から生えていましたが、舌の力により徐々に正しい位置に戻っています
歯は舌の内側からの力と唇や頬からの外側からの力のバランスにより正しい位置に並ぶように生えてきます
そのバランスが崩れると顎の成長が遅くなりそ歯並びが悪くなったりします
永久歯がある程度生えて、歯並びが気になるようであれば早い段階から小児矯正を行い、綺麗な歯並びになるように誘導していきます
歯並びが悪い場合の矯正治療のタイミング
矯正治療のタイミングは永久歯の生え方や年齢によりますが、上顎の前歯4本、下顎の前歯4本が萌出していることと、6歳臼歯と呼ばれる6番目の歯の萌出があり、その段階で歯並びが気になる場合に矯正治療をスタートします。混合歯列期という時期に矯正を開始します。年齢では6〜8歳頃が適齢です
なぜこの時期からかというと、子供用の矯正する装置を入れるためには上顎の前歯4本、下顎の前歯4本が萌出していることと、6歳臼歯と呼ばれる6番目の歯の萌出がなければ装置を入れられないことがほとんどだからです
歯並びの問題を総称して『不正咬合』といいますが、
不正咬合の割合は
叢生(歯並びの凸凹) 35%
上顎前突(出っ歯) 28%
下顎前突(受け口) 31%
開咬(前歯が咬んでない状態) 5%
その他(歯が少ないなど) 2%
以上のようにさまざまな状態があります。
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歯並びには様々な種類があります
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その中でも一番多いのが叢生と上顎前突が合わせて 63%を占めております。
子供の歯並びを改善するタイミングはいつ?
下記の図で示すように、矯正治療は治療時期を4つに区分致します。
乳歯列期
すべて乳歯の時期
混合歯列期前期
6歳〜前歯のみが永久歯に交換している時期〜
混合歯列期後期
9歳〜犬歯(糸切り歯)が永久歯に交換する時期〜
永久歯期
12歳〜乳歯がすべて永久歯に交換して第二大臼歯が萌出してからの時期〜になります。
当医院では9歳(混合歯列期前期)までに治療を開始することをおすすめしてます。
その理由は4つです
①歯の萌出:犬歯が萌出する前なら、前歯だけの問題で済みます
②成長 :第二次成長期の顎の成長を利用できます
③モチベーション:自我の芽生える前なら、親のやる気だけで治せる
④装置の適合:犬歯が萌出し始めると装置が不安定になる
※もちろん永久歯に生え変わった後からでも矯正治療は可能です。しかし顎の成長が止まった状態での矯正治療は、歯が生えるスペースがない場合は、健康な歯を抜歯してスペースを確保し歯並びを改善する場合があるため、混合歯列期から矯正するよりかは負担がかかる場合があります
混合歯列期からの矯正治療は『床矯正』と言って顎の成長を促進させながら歯並びを改善し誘導する矯正治療をご提案しています
アーブル歯科クリニックは
矯正治療無料相談を行っています
お子さんの歯並びのことをお気軽にご相談ください
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混合歯列期の一般的な矯正治療を動画で紹介しています