永久歯が生え変わるところを経過観察していた症例です
歯がないところの歯茎が膨らんで、下顎の前歯が生えそうなところです
定期検診でチェックしていまいしたが、
歯が生えてくると歯の並ぶスペースがないため内側に傾いて生えてきました
そのまま経過観察していました。
さらに横の乳歯が永久歯に生え変わりましたが
やはり並ぶスペースがないため歯がずれて生えてきています
このような状態になった時は次のようなことを考えます
矯正治療のタイミングは永久歯の生え方や年齢によりますが、上顎の前歯4本、下顎の前歯4本が萌出していることと、6歳臼歯と呼ばれる6番目の歯の萌出があり、その段階で歯並びが気になる場合に矯正治療をスタートします。混合歯列期という時期に矯正を開始します。年齢では6〜8歳頃が適齢です
なぜこの時期からかというと、子供用の矯正する装置を入れるためには上顎の前歯4本、下顎の前歯4本が萌出していることと、6歳臼歯と呼ばれる6番目の歯の萌出がなければ装置を入れられないことがほとんどだからです
歯並びの問題を総称して『不正咬合』といいますが、
不正咬合の割合は
叢生(歯並びの凸凹) 35%
上顎前突(出っ歯) 28%
下顎前突(受け口) 31%
開咬(前歯が咬んでない状態) 5%
その他(歯が少ないなど) 2%
以上のようにさまざまな状態があります。
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歯並びには様々な種類があります
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その中でも一番多いのが叢生と上顎前突が合わせて 63%を占めております。
下記の図で示すように、矯正治療は治療時期を4つに区分致します。
乳歯列期
すべて乳歯の時期
混合歯列期前期
6歳〜前歯のみが永久歯に交換している時期〜
混合歯列期後期
9歳〜犬歯(糸切り歯)が永久歯に交換する時期〜
永久歯期
12歳〜乳歯がすべて永久歯に交換して第二大臼歯が萌出してからの時期〜になります。
当医院では9歳(混合歯列期前期)までに治療を開始することをおすすめしてます。
その理由は4つです
①歯の萌出:犬歯が萌出する前なら、前歯だけの問題で済みます
②成長 :第二次成長期の顎の成長を利用できます
③モチベーション:自我の芽生える前なら、親のやる気だけで治せる
④装置の適合:犬歯が萌出し始めると装置が不安定になる
※もちろん永久歯に生え変わった後からでも矯正治療は可能です。しかし顎の成長が止まった状態での矯正治療は、歯が生えるスペースがない場合は、健康な歯を抜歯してスペースを確保し歯並びを改善する場合があるため、混合歯列期から矯正するよりかは負担がかかる場合があります
混合歯列期からの矯正治療は『床矯正』と言って顎の成長を促進させながら歯並びを改善し誘導する矯正治療をご提案しています
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混合歯列期の一般的な矯正治療を動画で紹介しています
永久歯が生え揃ってから歯が並ぶスペースが足りない時の矯正治療方法
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